ワンショットと定額プラン、どちらがトクか?
岡三オンラインの手数料をもう一度チェック!
手数料プラン選択のコツについて
・100万円以下なら定額プランが有利(無料になる)
・100万円を超えたら、1日4回以上取引すると定額プランが有利
株式投資を始めたばかりの初心者の場合、取引回数は少なめです。しかし、慣れてくると回数も増加します。そのときに迷うのが「手数料プラン」の選択です。
一般的に、売買回数が少ないほど「取引ごと手数料(岡三オンラインではワンショットといいます)」が有利です。逆に、売買回数が多いほど「定額手数料(岡三オンラインでは定額プランといいます)」が有利です。
岡三オンラインの手数料プランの変更については、平日12時までに変更の手続きを行うと、16時ごろに反映されて、翌営業日から変更後の手数料コースで取引できます(初期設定では「ワンショット」)。
取引を行う投資家にとって、売買手数料はできるだけ安い方がうれしいです。しかし、自分にとって、どれが最適かわからない。
どちらの手数料プランを選ぶとトクになるのか?
岡三オンラインのワンショットと定額プランを、いくつかのケースに分けて比較してみました。
手数料プランの違いについて
岡三オンラインの売買手数料はご覧の通りです。
ワンショット(取引ごと手数料)
取引金額 | 手数料 |
---|---|
10万以下 | 99円 (108円) |
20万以下 | 200円 (220円) |
50万以下 | 350円 (385円) |
100万以下 | 600円 (660円) |
150万以下 | 1,000円 (1,100円) |
300万以下 | 1,500円 (1,650円) |
以降100万増加ごと | 300円(330円)ずつ増加 |
※税抜(税込)、手数料上限3,300円 |
ワンショットは、取引金額300万円を超えると、100万円増加するごとに、300円(税込330円)ずつ手数料が増加します。
手数料の上限は税込3,300円です。
定額プラン(1日定額手数料)
1日の 取引金額 |
手数料 |
---|---|
100万まで | 無料 |
200万まで | 1,300円 (1,430円) |
以降100万増加ごと | 500円(550円)ずつ増加 |
※税抜(税込) |
これに対して、定額プランは取引金額が100万円まで無料です。また、取引金額が200万円を超えると、100万円増加するごとに税込550円ずつ増加します。
それぞれのプランを使い分けることで、手数料を節約することができます。
ワンショットと定額プランを比較した結果は?
サンプルが多いので、結論から先に紹介します。
結論
1日1回だけ売買する投資家
取引金額100万円以下なら定額プランが有利になります。
普通に考えると、1日1回の売買なら、取引ごと手数料のワンショットが有利になると思います。しかし、岡三オンラインでは、100万円までの銘柄を買うと(売ると)定額プランが有利になります。
1日2回以上売買する投資家
取引金額が100万円を超えるときは、1日4回以上取引すると定額プランが有利になります。
定額プランの手数料値下げにより、定額プランが有利になる価格帯が拡大しました。そのため、1日に4回以上取引すると、総じて定額プランが有利になります。
2回・3回の取引では、ワンショットが有利になる取引金額があります。手数料を気にせずに取引したいときは、「1日4回以上」を目安にデイトレードを行ってください。
以下、ワンショットと定額プランを比べたサンプル、及び手数料の一覧表になります。時間のある方はご覧ください。
ケース1、ある銘柄を1日に1回だけ売買した場合
ワンショットと定額プランの手数料比較
取引金額 | 10万 | 20万 | 30万 | 50万 |
---|---|---|---|---|
ワンショット | 108円 | 220円 | 385円 | 385円 |
定額プラン | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引金額 | 100万 | 150万 | 200万 | 300万 |
ワンショット | 660円 | 1,100円 | 1,650円 | 1,650円 |
定額プラン | 無料 | 1,430円 | 1,430円 | 1,980円 |
※ピンク色の価格帯が有利な手数料コース
(結論)100万円以下の注文なら定額プランが有利
こちらの表は、ある銘柄を1回だけ売買した場合の比較を行っています。取引金額10万円の銘柄の場合、20万円の銘柄の場合、30万円の場合・・・とそれぞれの取引金額で、ワンショットと定額プランの手数料を比較しています。
岡三オンラインの場合、取引金額が100万円以下の銘柄を売買するときは、定額プランを使うと有利になります。100万円を超える価格帯は、それぞれの手数料プランを使い分けると良いでしょう。
ケース2、同じ値段の2銘柄を1日に1回ずつ売買した場合
ワンショットと定額プランの手数料比較
取引金額 | 10万 (5+5) |
20万 (10+10) |
30万 (15+15) |
50万 (25+25) |
---|---|---|---|---|
ワンショット | 216円 | 216円 | 440円 | 770円 |
定額プラン | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引金額 | 100万 (50+50) |
150万 (75+75) |
200万 (100+100) |
300万 (150+150) |
ワンショット | 770円 | 1,320円 | 1,320円 | 2,200円 |
定額プラン | 無料 | 1,430円 | 1,430円 | 1,980円 |
※ピンク色の価格帯が有利な手数料コース
(結論)取引金額によって、有利不利が分かれる
こちらの表は、同じ値段の2銘柄を1日1回ずつ、計2回売買した場合の比較を行っています。取引金額10万円なら、ワンショット・定額プランともに5万円の2銘柄を1回ずつ売買します。取引金額20万円なら10万円の2銘柄を1回ずつ売買、取引金額30万円なら15万円の2銘柄を1回ずつ売買・・・と比較しました。
このケースについては、「100万円以下なら定額プラン」、「100万円超からワンショット」、と覚えておくと良いです。
ケース3、同じ値段の3銘柄を1日に1回ずつ売買した場合
ワンショットと定額プランの手数料比較
取引金額 | 10万 (3.3*3) |
20万 (6.6*3) |
30万 (10*3) |
50万 (16*3) |
---|---|---|---|---|
ワンショット | 324円 | 324円 | 324円 | 660円 |
定額プラン | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引金額 | 100万 (33*3) |
150万 (50*3) |
200万 (67*3) |
300万 (100*3) |
ワンショット | 1,155円 | 1,155円 | 1,980円 | 1,980円 |
定額プラン | 無料 | 1,430円 | 1,430円 | 1,980円 |
※ピンク色の価格帯が有利な手数料コース
(結論)取引金額によって、有利不利が分かれる
こちらの表は、同じ値段の3銘柄を1日1回ずつ、計3回売買した場合の比較を行っています。取引金額10万円なら、ワンショット・定額プランともに33,333円の3銘柄を1回ずつ売買します。取引金額20万円なら66,666円の3銘柄を1回ずつ売買、取引金額30万円なら10万円の3銘柄を1回ずつ売買・・・と比較しました。
このケースについては、「100万円以下なら定額プラン」、「200万円からも定額プラン」と、とりあえず覚えておくと良いでしょう。ただし、「100万円超150万円以下」はワンショットが有利になります。
ケース4、同じ値段の4銘柄を1日に1回ずつ売買した場合
ワンショットと定額プランの手数料比較
取引金額 | 10万 (2.5*4) |
20万 (5*4) |
30万 (7.5*4) |
50万 (12.5*4) |
---|---|---|---|---|
ワンショット | 432円 | 432円 | 432円 | 880円 |
定額プラン | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引金額 | 100万 (25*4) |
150万 (37.5*4) |
200万 (50*4) |
300万 (75*4) |
ワンショット | 1,540円 | 1,540円 | 1,540円 | 2,640円 |
定額プラン | 無料 | 1,430円 | 1,430円 | 1,980円 |
※ピンク色の価格帯が有利な手数料コース
(結論)取引金額が300万円までなら、定額プランが有利
こちらの表は、同じ値段の4銘柄を1日1回ずつ、計4回売買した場合の比較を行っています。取引金額10万円なら、ワンショット・定額プランともに25,000円の4銘柄を1回ずつ売買します。取引金額20万円なら5万円の4銘柄を1回ずつ売買、取引金額30万円なら75,000円の4銘柄を1回ずつ売買・・・と比較しました。
このケースについては、「取引金額300万円までなら、定額プランが有利」になります。基本通りの結果と言えます。