高配当利回り銘柄の株価上昇を狙う
高配当利回り銘柄の株価上昇とは何ですか?
ある企業の株を購入し、しばらくの間、株主を続けると、年に数回、配当金がもらえます。たくさん儲けている企業で、なおかつ株主に多く還元している企業に投資すると、たくさんの配当金がもらえます。
しかし、そのような企業は人気が高く、配当金がもらえる権利が近づくにつれ、株価も上昇しやすくなります。私達投資家は、多くの配当金がもらえる企業をみつけて、その企業の株をできるだけ安く買いたいものです。
配当金が多い、少ないを調べる指標が「配当利回り」です。「配当利回り」を使うことによって、各企業を比べることができます。
配当利回りの計算方法は、「配当利回り(%)=配当金額÷株価×100」です。たとえば、株価が500円で配当金額が5円であれば、
配当利回り=5円÷500円×100=1%
となり、この会社の配当利回りは1%です。金融機関にお金を預けたときの利子・利息と同じ考え方です。この数字が大きいほど株価に比べて配当金が多くもらえる企業であり、高配当利回り銘柄であると言えます。
配当利回りの高い銘柄をみつける方法
配当利回りの高い銘柄(高配当利回り銘柄)は、マネックス証券の「テーマ別投資情報」を使えば、カンタンに見つかります。
テーマ別投資情報を使って、高配当利回り銘柄を探す
まず、マネックス証券にログインし、画面上のメニューから「株式取引」を選んでクリックします。
次に、「株式取引」画面にある「旬なテーマから探す」をクリックしてください。
テーマ別投資情報の画面が新しく表示されました。画面中央上の「株主優待」をクリックします。
高配当利回り銘柄を探したいので、「配当ランキング」をクリックし、配当金がもらえる月(権利確定月)を選びます。ここでは、3月を選択します。
条件に合う銘柄一覧が表示されました。
管理人がテーマ別投資情報を使ったときは、配当利回りが4%を超える銘柄がたくさんピックアップされました。
企業の景気が良くて配当金をたくさん出せる時期や、配当金に比べて株価が値下がりしているときほど、配当利回りが高くなります。
配当利回りの高い銘柄で儲ける
個人投資家の中で根強い人気を誇る「配当金狙い」の投資。株式投資を貯金代わりに活用する投資家がいます。
このような投資家の増加により、配当利回りが高い銘柄には投資家が殺到するため、配当金の権利がもらえる日(権利付最終日)にむけて、株価が上昇する傾向が発生します。そこで、今回はこの現象を利用した投資法を検証します。
この投資法は、権利確定月の下旬まで株価が上昇する傾向を利用して、上昇が起きる前に購入し、上昇したあとで利益を確定する方法です。 つまり、配当金をもらわずに、株価の値上がり益だけをねらいます。
次回から、実際に個別企業を使って、どのくらい儲かるのか調べます。