取引ごと手数料と1日定額手数料のどちらがトクか?
マネックス証券の手数料コースを確認しよう
マネックス証券の手数料コースには、1回の取引ごとに手数料が必要な「取引ごと手数料コース」と、1日分の合計取引金額に応じて手数料が必要な「1日定額手数料コース」の2種類があります。
一般的に、取引回数が少ない投資家は「取引ごと手数料」が有利になり、多くなるほど「1日定額手数料」が有利になります。
では、何回取引すると定額手数料が有利になるのか?
マネックス証券の取引ごと手数料と1日定額手数料を、いくつかのケースに分けて比較してみました。
取引ごと手数料の仕組みがわかりやすくなった!
取引ごと手数料コースの詳細(税込)
取引金額 | 手数料 |
---|---|
5万円以下 | 55円 |
10万円以下 | 99円 |
20万円以下 | 115円 |
50万円以下 | 275円 |
100万円以下 | 535円 |
150万円以下 | 640円 |
3,000万円以下 | 1,013円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
取引ごと手数料コースの一覧表です。取引金額5万円以下の場合、売買手数料は55円(税込)です。
パソコンとスマホアプリ経由の手数料も統一されて、以前より、わかりやすくなりました。
1日定額手数料コースは、中上級者ほどオトクになる!
1日定額手数料コースの詳細(税込)
取引金額 | 手数料 |
---|---|
100万円まで | 1日何回取引しても550円 |
300万円まで | 1日何回取引しても2,750円 |
600万円まで | 1日何回取引しても5,500円 |
以降、300万円増加ごとに | 2,750円ずつ増加 |
1日定額手数料コースの一覧表です。1日の取引合計金額が100万円まで、何回取引しても500円(税込550円)です。
さらに、同じ銘柄を売買したときは、片道分(売り注文)の手数料が実質無料になります。先に手数料分の現金が必要ですが、片道分の手数料がマネックスポイント(1ポイント=1円)で帰ってきます。マネックスポイントは翌営業日以降に使えるようになるので、実質無料となります。
デイトレーダーのように、たくさんの取引を行う人ほどオトクになる手数料コースです。
取引ごと手数料コースと1日定額手数料コースを比較した結果は?
サンプルが多いので、結論から先に紹介します。
結論
1日1回だけ売買する投資家
取引ごと手数料コースが有利になります。
マネックス証券の1日定額手数料コースは、何回取引しても、取引金額100万円まで一律550円(税込)です。
一方、取引ごと手数料コースは取引金額が増えるごとに手数料も値上がりします。しかし、1回だけ取引するときは、取引ごと手数料コースが1日定額手数料コースよりも安いです。
1日2回以上売買する投資家
50万円以下の銘柄を選ぶと取引ごと手数料コースが有利になります。
取引ごと手数料コースの手数料は、取引金額が50万円を超えると大幅に値上がりします(275円→535円)。また、1日定額手数料コースの手数料は、取引金額が100万円を超えると大幅に値上がりします(550円→2,750円)。
手数料を節約したいときは、50万円以下なら取引ごと手数料コースを選び、50万円超100万円以下なら1日定額手数料コースを選ぶと良いでしょう。
ケース1、ある銘柄を1日に1回だけ売買した場合
取引ごと手数料コースと1日定額手数料コースの比較(税込)
取引金額 | 10万 | 20万 | 30万 | 50万 |
---|---|---|---|---|
取引ごと手数料 | 99 | 115 | 275 | 275 |
1日定額手数料 | 550 | 550 | 550 | 550 |
取引金額 | 100万 | 150万 | 200万 | 300万 |
取引ごと手数料 | 535 | 640 | 1,013 | 1,013 |
1日定額手数料 | 550 | 2,750 | 2,750 | 2,750 |
※ピンク色の価格帯が有利な手数料コース
(結論)取引ごと手数料コースが有利
こちらの一覧表は、ある銘柄を1回だけ売買した場合の比較を行っています。
取引金額が10万円までの銘柄、20万円までの銘柄、30万円までの銘柄・・・と、それぞれの取引金額で、取引ごと手数料と1日定額手数料を比較しています。
マネックス証券の場合、取引ごと手数料コースを使うと有利になります。
ケース2、同じ値段の2銘柄を1日に1回ずつ売買した場合
取引ごと手数料コースと1日定額手数料コースの比較(税込)
取引金額 | 10万 (5+5) |
20万 (10+10) |
30万 (15+15) |
50万 (25+25) |
---|---|---|---|---|
取引ごと手数料 | 110 | 198 | 230 | 550 |
1日定額手数料 | 550 | 550 | 550 | 550 |
取引金額 | 100万 (50+50) |
150万 (75+75) |
200万 (100+100) |
300万 (150+150) |
取引ごと手数料 | 550 | 1,070 | 1,070 | 1,280 |
1日定額手数料 | 550 | 2,750 | 2,750 | 2,750 |
※ピンク色の価格帯が有利な手数料コース
(結論)取引ごと手数料コースが有利
こちらの一覧表は、同じ値段の2銘柄を1日1回ずつ、計2回売買した場合の比較です。
取引金額10万円なら、取引ごと手数料コース・1日定額手数料コースともに5万円の2銘柄を1回ずつ売買します。
取引金額20万円なら10万円の2銘柄を1回ずつ売買、取引金額30万円なら15万円の2銘柄を1回ずつ売買・・・と比較しました。
このケースについても、取引ごと手数料コースが有利となります。
ケース3、同じ値段の3銘柄を1日に1回ずつ売買した場合
取引ごと手数料コースと1日定額手数料コースの比較(税込)
取引金額 | 10万 (3.3×3) |
20万 (6.6×3) |
30万 (10×3) |
50万 (16×3) |
---|---|---|---|---|
取引ごと手数料 | 165 | 297 | 297 | 345 |
1日定額手数料 | 550 | 550 | 550 | 550 |
取引金額 | 100万 (33×3) |
150万 (50×3) |
200万 (66×3) |
300万 (100×3) |
取引ごと手数料 | 825 | 825 | 1,605 | 1,605 |
1日定額手数料 | 550 | 2,750 | 2,750 | 2,750 |
※ピンク色の価格帯が有利な手数料コース
(結論)50万円までなら取引ごと手数料コースが有利
こちらの一覧表は、同じ値段の3銘柄を1日1回ずつ、計3回売買した場合の比較です。
取引金額10万円なら、取引ごと手数料コース・1日定額手数料コースともに33,333円の3銘柄を1回ずつ売買します。
取引金額20万円なら、66,666円の3銘柄を1回ずつ売買、取引金額30万円なら10銘柄の3銘柄を1回ずつ売買・・・です。
このケースについては、取引金額50万円まで取引ごと手数料コースを選ぶと有利になります。
ケース4、同じ値段の4銘柄を1日に1回ずつ売買した場合
取引ごと手数料コースと1日定額手数料コースの比較(税込)
取引金額 | 10万 (2.5×4) |
20万 (5×4) |
30万 (7.5×4) |
50万 (12.5×4) |
---|---|---|---|---|
取引ごと手数料 | 220 | 220 | 396 | 460 |
1日定額手数料 | 550 | 550 | 550 | 550 |
取引金額 | 100万 (25×4) |
150万 (37.5×4) |
200万 (50×4) |
300万 (75×4) |
取引ごと手数料 | 1,100 | 1,100 | 1,100 | 2,140 |
1日定額手数料 | 550 | 2,750 | 2,750 | 2,750 |
※ピンク色の価格帯が有利な手数料コース
(結論)50万円までなら取引ごと手数料コースが有利
こちらの一覧表は、同じ値段の4銘柄を1日1回ずつ、計4回売買した場合の比較です。
取引金額10万円なら、取引ごと手数料コース・1日定額手数料コースともに25,000円の4銘柄を1回ずつ売買します。
取引金額20万円なら5万円の4銘柄を1回ずつ売買、取引金額30万円なら75,000円の4銘柄を1回ずつ売買・・・です。
このケースについてもケース3と同じく、取引金額50万円まで取引ごと手数料コースを選ぶと有利になります。