単元未満株・ミニ株手数料

ネット証券比較(単元未満株手数料)

株式投資を始める初心者にとって、まとまった資金を用意するのは大変です。

そんなときには単元未満株(S株・ワン株)がおすすめです。単元未満株とは、いわゆる「株のバラ売り」のことです(ネット証券ごとに名前が異なります)。単元未満株でも、株数に応じて配当金がもらえます。

取引金額別売買手数料一覧表(単元未満株)

取引金額(円) 1,000
2,000
3,000 5,000 1万
SBI証券 無料
マネックス証券 買い 無料
売り 52 52 52 52 55
auカブコム証券 52 52 52 52 55
楽天証券 無料
岡三オンライン 220 220 220 220 220

※SBI証券は「S株(エスかぶ)」、マネックス証券は「ワン株」、auカブコム証券は「プチ株」、楽天証券は「かぶミニ(R)」とそれぞれ呼ぶ。

※手数料は、1回ごとの取引金額による売買手数料です。カッコ内は税込の値段。

※楽天証券は手数料とは別にスプレッド(0.22%)あり。寄り付きのみスプレッド無料。

単元未満株の手数料をネット証券で比較する

ネット証券を比較して、単元未満株の手数料が安いところを選びましょう。SBI証券を使うと、売り注文・買い注文ともに手数料が無料になります。楽天証券は手数料が無料になりますが、スプレッドが必要です。

マネックス証券は買い注文の手数料が無料になります。

単元未満株のメリットは投資資金の安さ!!

仮に、ゲーム機で有名な任天堂(7974)の株を購入するとします。

任天堂に投資するには、「株価×100株」の資金が必要です。株価を6,000円とすると、

6,000円×100株=60万円

となり、最低投資資金は60万円です。しかし、初めての人が60万円を出すのは、かなり勇気がいります。そこで、単元未満株の出番です。

単元未満株であれば、1株から購入できますので、

6,000円×1株6,000円

と、とても安くなりました。このように、単元未満株を活用すると、少ない資金でたくさんの株(銘柄)が取引できます。

単元未満株のデメリットは、注文の受付時間と取引成立の値段が決まっていること

SBI証券を例に説明します。下の表をご覧ください。

注文受付時間と約定値段について(SBI証券)

取引所 注文受付時間 約定値段
東証 0:00~7:00 当日の前場始値
7:00~10:30 当日の後場始値
10:30~13:30 当日後場引け(終値)
13:30~24:00 翌営業日の前場始値
名証・福証・札証
(売却)
0:00~7:00 当日の前場始値
7:00~10:30 当日の後場始値
13:30~24:00 翌営業日の前場始値

単元未満株を利用すると、「注文を受け付ける時間」「取引が成立する値段」に制約があります。

SBI証券では、東証(東京証券取引所)の場合、次のようになります。

午前0時から7時までに出された注文

・当日の前場の始値(当日9時以降、初めて成立した値段)

7時から10時30分までに出された注文

・当日の後場の始値(12時30分以降、初めて成立した値段)

10時30分から13時30分までに出された注文

・当日の後場の引け(15時)

13時30分から24時までに出された注文

・翌日の前場の始値(翌日9時以降、初めて成立した値段)

このように、単元未満株は、1日に何度も売買を繰り返すデイトレードに向いていません

ミニ株について

上記の通り、株式投資では多くの銘柄が100株単位で取引されます。ミニ株は10分の1の量である「10株単位」で取引できるようにした仕組みです。

単元未満株は1株~99株(1,000株の銘柄は1株~999株)の中から好きな株数を選べます。一方、ミニ株は10の倍数(10株・20株・・・90株)のどれかを選びます。

ミニ株の仕組みは単元未満株で代用できるため、個人投資家は投資金額の調節が容易な単元未満株を活用することが多いです。

単元未満株の取り扱いがないネット証券の対応について

株式投資を行うと、株式分割などの影響で単元未満株が発生する場合があります。その際、単元未満株が自由に売買できないネット証券では、別の方法を採ることになります。

主な証券会社の対応は以下の通りです。

松井証券の単元未満株の売却について

松井証券では、保有株に単元未満株が発生した場合、購入ではなく売却のみ可能です。

「ログイン」→「株式取引」→「単元未満株売」→「売り注文を行う」

売却手数料が約定代金×0.55%(税込)かかります。

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