特定口座と一般口座

特定口座について

特定口座とは、あなたの代わりに証券会社が税金を納めてくれるシステムのことです。

どのような種類があるか、下の表をご覧ください。

項目 一般口座 特定口座
源泉徴収

なし
源泉徴収

あり
口座開設方法 申込不要 証券会社に届出書を出す。ただし、その年の最初の売却を行う前にしないと意味がない。
メリット 比較的ラクに確定申告の手続きができる 証券会社が税金の処理を代行
費用 無料
年間取引報告書 取引ごとに届く報告書を整理し、自分で年間取引報告書を作る 証券会社が作成
確定申告は必要? 必要。ただし、年間の譲渡益が20万円を超えていなければ不要 不要。ただし、損失の繰越控除の時は必要
税金はいつ払うの? 確定申告で税金を払う。取引を行った翌年の2月16日から3月15日まで。 ※儲けが出るたびに証券会社が天引き

※年間の譲渡益が20万円を超えていなければ、確定申告の必要がない。しかし、特定口座(源泉徴収あり)を選択すると、儲けが出るたびに税金が天引きされる。そのため、税金の取られ損が発生する。

それでは、この表を詳しく説明します。

特定口座の基本的な知識

口座を開設するには?

一般口座は、最初に使う口座です。特定口座は申し込むことにより、初めて利用可能となります。

現在は証券口座を開設するときに、一般口座か特定口座を選択するので、特別な手続きは必要ありません。

この口座のメリットは?

一般口座

一般口座のメリットは、特にありません。

特定口座

特定口座は、源泉徴収あり(源泉口座)源泉徴収なし(簡易口座)に分かれます。源泉徴収とは、「納税方法の種類であり、本人に代わって税金を納めること」です。

つまり、源泉徴収あり(源泉口座)は、税金を代わりに納めてくれるということ、源泉徴収なしは、税金を代わりに納めてくれないということです。

この源泉徴収ありは、確定申告の手間がかかりません。また、どれだけ儲けても、配偶者控除や扶養控除に影響がありません(これは、証券会社の天引きの際に、男女その他の扶養者の区別をしていないのでわからないということです。ですから、専業主婦の方などの節税の方法として使うことが可能になります)。

源泉徴収なし(簡易口座)は、確定申告が簡単にできます。下の年間取引報告書を申告書に貼り付けて税額を記入するだけです。

お金はかかるの?

特定口座の開設に費用はかかりません。

年間取引報告書

特定口座を選んだ場合、証券会社が作ってくれます。この作業は、デイトレーダーにとって、とても便利です。

一般口座は、取引ごとに届く報告書を整理し、投資家自身が年間取引報告書を作ります。取引量が多いと、作業が大変です。取引が少ない人ほど、手続きがラクになります。

確定申告は必要?

一般口座および源泉徴収なしの場合は必要になります。ただし、譲渡益が20万円を超えていなければ、株式投資についての確定申告が不要です。

特定口座(源泉徴収あり)の場合は、不要です。しかし、譲渡損失の繰越控除の手続きをする場合は、確定申告が必要になります。

譲渡損失の繰越控除とは、今年の損失を来年以降に繰り越して、来年以降の利益と相殺するという便利な制度です。

税金はいつ払うの?

一般口座および源泉徴収なしの場合は、確定申告で税金を払うことになります。期間は、翌年の2月16日から3月15日までです(2月16日と3月15日が土日・祝日の場合は、翌日・翌々日になる)。

そのため、一般口座・源泉徴収なしであれば、納税期間がやってくるまで、税額分の資金を運用に使うことができます! ただし、損をしたら意味がないですからご注意ください。

特定口座(源泉徴収あり)は、儲けが出るたびに証券会社が天引きしてくれます。

しかし、年間の譲渡益が20万円を超えていなければ、確定申告の必要すらないので、儲けが出るたびに税金を天引きされると、

特定口座(源泉徴収あり)の選択で、税金の取られ損が発生します!

毎年20万円より多く稼ぎましょう。

まとめ

以上のような特定口座のメリットとデメリットを比較して、自分に最適な選択を行ってください。一般的に、取引量の多い投資家及び確定申告作業が面倒な投資家は、特定口座を採用しているようです。

管理人も特定口座が便利で手放せなくなりました。

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