マネックス銘柄スカウターを活用する(3)

マネックス証券で決算情報や業績予想を確認する方法

マネックス銘柄スカウターを活用する(2)の続きです。

このページでは、マネックス銘柄スカウターで個別銘柄分析を行う方法を紹介します。

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マネックス証券にログイン後、「投資情報」「ツール」をクリックします。次に、「情報ツール利用状況一覧」の中から、「マネックス銘柄スカウター」の「ログイン」をクリックしてください。

・「投資情報」→「ツール」→「情報ツール利用状況一覧」→「マネックス銘柄スカウターのログイン」

マネックス銘柄スカウターの利用料は無料です。マネックス証券の口座を持っている方なら、だれでも使うことができます。

個別企業を詳しく調べる

個別企業の情報が見たいときは、画面上の「銘柄を探す」から直接、企業名やコード番号を入力して検索することができます。

例えば、「日本マクドナルドホールディングス」のコード番号「2702」を入力して、「エンターキー」もしくは「虫めがねボタン」をクリックしてみましょう。

マネックス証券「マネックス銘柄スカウター」

アナリスト予想

日本マクドナルドホールディングスの個別銘柄画面に移動しました。「アナリスト予想」画面です。

この画面では、専門家による分析および予想が見られます。株価と利益予想・目標株価の推移、目標株価コンセンサス、レーティング推移、レーティング分布、コメント、同業他社の状況、アナリストの上方修正・下方修正回数、財務状況の各項目が載っています。

マネックス証券「マネックス銘柄スカウター」

特に、「コメント」と「財務状況」が重要です。コメント欄で業績予想を読み、企業分析に役立てます。プロの評価ですから精度も高く、参考になると思います。数字をなんとなく眺めるよりも文章を読んだ方が把握しやすいです。

また、財務状況では、「コンセンサス」の業績予想数字を確認します。会社予想とコンセンサス予想とを比較してください。コンセンサス予想の数字が高ければ(低ければ)、プロが将来の業績に対して強気(弱気)の見方をしていることがわかります。

決算発表のときには、会社予想との比較はもちろんのこと、コンセンサス予想との比較で株価が大きく変動することがあります。「会社予想より数字が良いのに、コンセンサス予想より数字が悪いから株価が下がってしまった」というケースが、まれに起きます。

これは、コンセンサス予想を指標にして、株価が先取りしてしまったことを表します。会社予想とコンセンサスの両方を確認することが必要です。

株価指標

「株価指標」画面です。予想PER(会社予想ベース)、PBR(実績ベース)、予想配当利回り(会社予想ベース)、実質配当利回り(実績ベース)が載っています。

「予想PER」は、会社予想を元にしたPERがグラフになっています。青色の折れ線グラフが株価(単位:円)、赤色の折れ線グラフがPER(単位:倍)を表します。左の縦軸がPER、右の縦軸が株価です。

PERは20倍前後を目安にします。また、PERは業績不振のときに数字が高くなります。

マクドナルドの業績は回復段階でしたから、異常値が出ています。数百倍になっていても大丈夫なところは、急成長企業やIT企業など一部に限定されます。

マネックス証券「マネックス銘柄スカウター」

マクドナルドのPERを計算してみましょう。「PER=株価÷1株利益」で求められます。例えば、マクドナルドの株価が5,670円で1株利益が146.7円とすると

予想PER=株価5,670円÷1株利益146.7円≒38.7倍

となります。1株利益が増えると(株価が下がると)38.7倍の数字が小さくなり、1株利益が減ると(株価が上がると)数字が大きくなります。

「PBR」は、過去の実績を元にしたPBRがグラフになっています。青色の折れ線グラフが株価(単位:円)、赤色の折れ線グラフがPBR(単位:倍)を表します。左の縦軸がPBR、右の縦軸が株価です。

PERは1倍前後を目安にします。また、PERは1倍を大きく下回ると「割安株」と言われることがあります。

マクドナルドは業績が回復するにつれて、PBRが大きく上昇しています。投資家が将来の成長を期待して買っているようです。

マネックス証券「マネックス銘柄スカウター」

マクドナルドのPBRを計算してみましょう。「PBR=株価÷1株あたり純資産」で求められます。例えば、マクドナルドの株価が5,670円で1株あたり純資産が1,002.4円とすると

PBR=株価5,670円÷1株あたり純資産1,002.4円≒5.66倍

となります。1株あたり純資産が増えると(株価が下がると)5.66倍の数字が小さくなり、1株あたり純資産が減ると(株価が上がると)数字が大きくなります。

「予想配当利回り」は、会社予想を元にした配当利回りがグラフになっています。青色の折れ線グラフが株価(単位:円)、赤色の折れ線グラフが配当利回り(単位:%)を表します。左の縦軸が配当利回り、右の縦軸が株価です。

マネックス証券「マネックス銘柄スカウター」

マクドナルドの場合、1株あたり配当金が30円で変わらないため、株価が上昇するにつれ、配当利回りのグラフが右肩下がりになっています。

業績ニュース

「業績ニュース」画面です。ニュースと株価の推移と業績ニュース履歴が載っています。

「ニュースと株価の推移」を見ると、ニュース発表後に株価がどのように変化したかがわかります。グラフにポインタ(矢印)を合わせると、日付と株価が表示されます。また、「○」マークに合わせると、ニュースの見出しが表示されます。

マクドナルドは決算発表で良い結果が出たときに株価が大きく上昇しました。

マネックス証券「マネックス銘柄スカウター」

「業績ニュース履歴」では、マクドナルドの業績に関するニュース一覧が見られます。日時と天気マークがセットで載っているため、株価にとって良いニュースか悪いニュースか、すぐにわかります。

ニュースの種類によって、それぞれ分けることも可能です。「決算発表」「業績予想」「コンセンサス変化」「レーティング」「その他」のリンクをクリックして、見たいニュースを探してください。

適時開示

「適時開示」画面です。適時開示と株価の推移と、適時開示履歴が載っています。

「適時開示と株価の推移」を見ると、会社の公式発表が出た後に株価がどのように変化したかがわかります。グラフにポインタ(矢印)を合わせると、日付と株価が表示されます。また、「○」マークに合わせると、適時開示情報の見出しが表示されます。

マネックス証券「マネックス銘柄スカウター」

適時開示の種類によって、それぞれを分けることも可能です。「決算関連」「自己株」「PR情報」「人事情報」「エクイティ」「その他」のリンクをクリックして、見たい情報を探してください。

上の「業績ニュース」との違いは、「適時開示」では会社側の発表に限定していることです。業績ニュースと適時開示を確認し、どちらが株価に影響を与えやすいか比較してみると良いでしょう。

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