マネックス銘柄スカウターを活用する(1)
マネックス証券で決算情報や業績予想を確認する方法
マネックス証券の「決算&業績予想」が「マネックス銘柄スカウター」として生まれ変わりました。決算情報が充実し、検索機能も高まっています。
上場企業は年4回、決算発表を行います。第1四半期・第2四半期(中間)・第3四半期・第4四半期(本決算・通期決算)の4回です。このほか、業績が大きく変動したときに「上方修正」「下方修正」の発表が行われます。
最近の株式相場は、決算数字に一喜一憂し、株価が大きく上昇(下落)することが多くなりました。マネックス銘柄スカウターを使うと、事前に決算数字(及び予想数字)を把握できます。中長期投資を行う方、決算プレイで短期投資を行う方に役立つツールとなるでしょう。
このページでは、マネックス証券でマネックス銘柄スカウターを活用する方法を紹介します。
マネックス銘柄スカウターに移動する
マネックス証券にログイン後、「投資情報」の「ツール」をクリックします。マウスのポインタ(矢印)を「投資情報」に合わせた後、「ツール」まで移動させてください。
次に、「情報ツール一覧」の中から、「マネックス銘柄スカウター」の「ログイン」をクリックしてください。利用料は無料。マネックス証券の口座を持っている方なら、だれでも使えます。
新しい画面が表示されました。これがマネックス銘柄スカウターです。個別銘柄分析や同業他社の比較、決算スケジュールなど、重要な情報を確認することが可能です。
管理人は「決算スケジュール」をよく使っています。
同業他社の比較
同じ業種(仕事内容)の企業を登録して、一覧表示させることができます。株価や予想PER・PBR・配当利回りなどのデータを比較して、株価が上がりやすい企業をみつけます。
決算スケジュール
マネックス銘柄スカウターのトップページには、直近1ヶ月分の決算発表スケジュールが一覧表示されています。
当日のスケジュールが見たいときは「主な発表予定銘柄」を、他の日のスケジュールを見たいときは「カレンダー」のリンクを、それぞれクリックしてください。
なお、詳しい使い方については、「決算スケジュールを活用する」をご覧ください。
個別銘柄の決算情報を確認する
個別企業の決算情報が見たいときは、画面上の「銘柄を探す」から直接、企業名やコード番号を入力して検索することができます。
例えば、「トヨタ自動車」のコード番号「7203」を入力して、「エンターキー」もしくは「虫めがねボタン」をクリックします。
トヨタ自動車の個別銘柄画面に移動しました。マネックス銘柄スカウターの画面は、決算情報に特化したレイアウトになっています。
業績の変化は1年を100%とし、第1四半期で25%、第2四半期で50%、第3四半期で75%、第4四半期で100%と増加します。
年間目標より速いペースで利益が増えていくと、あとで業績の上方修正が発表される可能性があります。それがわかるのは「天気マーク」です。特に「晴れ」マークは業績が好調なことを表しています。
決算数字が良い企業ほど株価が上がりやすいため、晴れマークの企業ばかり投資する人もいます。
※上の画像は、本決算を発表した後の状態でマークがありません。第1四半期の発表が行われると、マークが復活します。
詳細な進捗率(しんちょくりつ:仕事の進み具合)を表したデータが「今期進ちょく状況」です。
今期の会社実績を見るときは赤色の棒グラフの伸びを確認します。大きく伸びているほど今後が期待できます。
※「今期進ちょく状況」についても、本決算発表後では赤色の棒グラフ表示がありません。第1四半期の決算発表が行われると、棒グラフが表示されます。
「通期業績推移」は、10期分の決算数字が載っています。過去10期分の結果と今期の業績予想がセットで見られます。長期的な業績推移が確認できるため、長期投資家向けの指標と言えます。
「四半期業績推移」は、3ヶ月ごとの業績の推移を表しています。季節ごとに数字を分けることで、業績の変化をすばやく察知することができます。
「キャッシュフロー推移」は、キャッシュフローのデータを見ることができます。こちらも10年分の数字が載っています。おおまかな目安として、営業キャッシュフローがマイナスの企業は気を付けた方が良いでしょう。
これらの情報は、決算発表が行われるごとに更新されます。定期的に見直すことで、より精度の高い企業分析が可能となります。