株主優待人気銘柄の株価は上がるのか?(2017年2月)
NYダウ平均株価が終値で2万ドルを突破しました。日経平均株価ももうすぐ2万円になるところまで迫っています。優待銘柄の勢いはこれからも続くのか?
そこで、今回も株主優待の注目銘柄を見つけて、「実際に投資したらどうなるか?」を検証してみましょう。
SBI証券の「ピックアップ!株主優待銘柄」で人気銘柄を探す
人気が高い株主優待銘柄は、SBI証券の「ピックアップ!株主優待銘柄のご紹介」のページを見れば、カンタンに見つかります。銘柄の探し方はこちらをご覧ください。
2017年2月の株主優待人気銘柄
SBI証券「ピックアップ!株主優待銘柄のご紹介」に載っている、2月の株主優待銘柄はこちらです。
・イオン(8267)株価1,648.5円×100株=必要資金16万4850円
・イオンモール(8905)株価1,658円×100株=必要資金16万5800円
・ビックカメラ(3048)株価1,120円×100株=必要資金11万2000円
・ドトール・日レスホールディングス(3087)株価2,114円×100株=必要資金21万1400円
・吉野家ホールディングス(9861)株価1,604円×100株=必要資金16万0400円
・東宝(9602)株価3,250円×100株=必要資金32万5000円
・クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)株価971円×100株=必要資金9万7100円
・松竹(9601)株価1,358円×1,000株=必要資金135万8000円
株主優待銘柄の最低投資金額を計算しました(1月26日終値)。例えば、イオンは、
株価1,648.5円×100株=16万4850円
となり、必要な資金は16万4850円です。上記銘柄の中には、100株と異なる株数の株主優待が設定されているところがあります。
株主優待をゲットするためにこれらの銘柄を購入するときは、優待内容と株数を間違えないようにしてください。
さて、今回はこの8銘柄を追いかけます。
株主優待銘柄は、優待の権利が近づくにつれて株価が上がる傾向があります。
はたして、2月下旬までにどのくらい上がるでしょうか?
2017年2月株主優待銘柄の株価は上がったのか?
銘柄 | コード | 1/26 | 2/23 | 上昇率 |
---|---|---|---|---|
イオン | 8267 | 1,648.5 | 1,690 | 2.52% |
イオンモール | 8905 | 1,658 | 1,729 | 4.28% |
ビックカメラ | 3048 | 1,120 | 1,098 | -1.96% |
ドトール・日レス ホールディングス |
3087 | 2,114 | 2,192 | 3.69% |
吉野家ホールディングス | 9861 | 1,604 | 1,655 | 3.18% |
東宝 | 9602 | 3,250 | 3,220 | -0.92% |
クリエイト・レストランツ ・ホールディングス |
3387 | 971 | 998 | 2.78% |
松竹 | 9601 | 1,358 | 1,336 | -1.62% |
今月は5勝3敗でした。株価が上がるときも下がるときも5%を超える銘柄は出ていません。
下落したビックカメラは市場全体の影響を、松竹は決算等の影響を、それぞれ受けているようです。株主優待目当てにこれらの銘柄を買う投資家は、事前に買うのではなく、前もって買う人が多いようです。
ちなみに、イオンやビックカメラ、ドトール・日レスホールディングス、吉野家ホールディングス、クリエイト・レストランツ・ホールディングスなどの銘柄は、2月だけでなく、1年中買われている人気銘柄です。
そのため、投資家の購入時期が分散し、短期的な株価への影響も小さくなっていると考えられます。